人は何度生まれ変われる? ルソー

『われわれはいわば二度生まれる。一度目は生存するため、二度目は生活するため。一度目は人類の一員として、二度目は性を持った人間として。 ルソー』

朝、目が覚めるとどんな気分?

同じ人でも、毎日毎日、違いますね。

その日、とてもプレッシャーを感じているイベントがある日には、ハイテンションになるか、そのプレッシャーを回避するために、いつもよりも寝覚めが違うかも知れません。

多くの場合、次の朝を迎えられるという流れで過ごしています。

人生の中で、ステージが変わり、それまでの生活が終わり、新たな生活が始まるときが出てきます。

それが、学生から社会人への変化であったり、人生の伴侶を得て結婚という新生活を始めるタイミングだったりします。

それ以外にも、多くの転換期があります。

聖書のヨハネ伝福音書3章に、ニコデモという人が出てきます。ユダヤ教の有名な指導者でした。ですから、コッソリとイエスに質問しに来たのです。ユダヤ的には生まれ変わりという考え方があります。肉体的生命を得たり、成長して成人を迎えたり、指導者としてデビューしたりする過程で、生まれ変わっていくというのです。

しかし、メシアであるイエス・キリストが説いていた「新生」についての概念が分からなかったので、ニコデモはユダヤ的には最高回数の生まれ変わりをしている自分が、さらに生まれ変わる可能性があるのかについての確認をしていたのです。

今の時代の人は、メシアであるイエス・キリストの十字架の歴史を知っていますから、それを自分がどのように信仰するかによって「新生」を受け止めるかという選択肢がありますが、十字架以前のニコデモには、理解が難しかったと想像できます。

「人生は、何度でも生き直せる」と人を励ます時に使いますが、実際には、その人の立場立場に置いては、それぞれに非常な困難があります。

第一に寄り添うこと、それは、その人の存在を認めて、存在を承認すること、また、気持ちを受け止めることです。さらに、光が差す方向があることを共有し、希望を共有することです。

「事実は人を不幸にする」という要素もありますから、その人の状況に合わせて、ステップバイステップでケアをすることが必要なのですね。

ジャン=ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau、1712年6月28日 – 1778年7月2日)は、フランス語圏ジュネーヴ共和国に生まれ、主にフランスで活躍した[注釈 1]哲学者、政治哲学者、作曲家

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Posted by dblacks