歴史は繰り返す ロシアの南方への軍事行動

2023-07-08

聖書の中には、北の国(ゴグ率いる)がイスラエルへと侵攻してくる記述が2箇所あります。

エゼキエル38章と黙示録20章です。

ゴグは、北の勢力のリーダーを指す総称で、特定の人物ではありません。

ディスペンセーションの立場である、アリエルミニストリーズのアーノルド・フルクテンバウム博士の見解によれば、エゼキエル38章の記述は、患難期の前に起きることとされています。

2022年2月下旬に、ロシア軍がウクライナに軍事作戦を行いました。

情報戦のプロパガンダノイズが多く、現時点では双方の調整がつかずに現状に至ったとしか理解できません。

治安維持がなされ、軍事行動が不要になるように、被害者が拡大しないように願っています。

状況は、ロシアの南下という事実をどのように考えるかです。

エゼキエル38章の内容は、北の軍隊が、イスラエルに侵攻するという内容です。

ロシアは、シリアの制空権も掌握していますから、イスラエルに近づきつつあるという一面はあります。

でも、エゼキエル38章の結末は、北の軍隊がイスラエルに侵攻したら、創造主である神が裁かれると記されています。

「黒海と地中海をつなぐ海路、トルコのボスポラス海峡やダーダラス海峡」は、ロシアにとって大切な場所です。その理由は、黒海は凍らない海だからです。同時にイスラエルにとっても神経質になる要素です。

聖書の預言に記されているのは、今から後に、ゴグが率いる北の軍隊のイスラエル侵攻、世界統一政府、7年の患難期(前半は表面上穏やか、後半は大患難期)、メシア再臨、千年王国(メシア的王国)、世界最終戦争、さばき、新天新地という流れになっています。

メシアであるイエス・キリストを信じる信仰者にとっては、次に起きるイベントは「携挙(空中再臨)」です。これは、患難期の前に起きると言われています。

また、黙示録20章に記されている世界最終戦争にも、ゴグが登場します。

歴史は繰り返すと言いますが、世界の歴史を見ても、情けないほど戦争が繰り返されています。

これは、サタンの感化が影響しています。争いの背後には、多くの場合でサタンがけしかけ、働きかけています。

メシアの再臨で、サタンは1000年間幽閉され、メシア的王国がこの地上で始まります。その期間は、人間が経験したことがない平和の時になります。

しかし、1000年後に、サタンが解き放たれると、ゴグを感化して、再びイスラエルへの侵攻を実行するのです。

悲しいことに人間は、創造主である神よりも、サタンの誘惑にのってしまいやすい性質を持っています。

その影響が、繰り返される悲しい歴史を生み出しているという認識を持つ必要があるのではないでしょうか?

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Posted by dblacks