選びの民「イスラエルの歩み」族長・リーダー・士師・王政・捕囚・離散・属国 申命記6:10-15

『10 あなたの神、【主】は、あなたの父祖、アブラハム、イサク、ヤコブに誓われた地にあなたを導き入れ、あなたが建てたのではない、大きくてすばらしい町々、11 あなたが満たしたのではない、あらゆる良い物で満ちた家々、あなたが掘ったのではない掘り井戸、あなたが植えたのではない、ぶどう畑とオリーブ畑、これらをあなたに与えてくださる。それであなたは、食べて満ち足りるとき、12 気をつけて、エジプトの地、奴隷の家からあなたを導き出された【主】を忘れないようにしなさい。13 あなたの神、【主】を恐れ、主に仕えなさい。また御名によって誓いなさい。14 ほかの神々に、すなわち、あなたがたの周りにいる諸国の民の神々に従って行ってはならない。15 あなたのうちにおられるあなたの神、【主】はねたみの神であるから、あなたの神、【主】の怒りがあなたに向かって燃え上がり、主があなたを大地の面から根絶やしにされることのないようにしなさい。(申命記6:10-15新改訳2017)』

創世記12章で、創造主である神から召し出されたアブラム(後にアブラハム)から始まったのが、選びの民イスラエルです。その時代は、国という形態はなく、族長たちが統治していました。ヨブ記というのも、この族長時代の内容です。

イスラエルは、アブラハムからはじまり、イサク、ヤコブと繋がり、エジプトでの奴隷生活や出エジプトを経て、12部族に分類されることになります。

出エジプトの時には、リーダーとしてモーセが選ばれ、創造主である神の命令に基づいて、民を導きました。

シナイ律法が授与され、幕屋がつくられ、レビ族の祭司や大祭司が仲介する形式で、イスラエルの民と創造主である神の関係が維持される時代になりました。モーセの後をヨシュアが引き継ぎました。そして、約束の地カナンに定住することになったのです。

ヨシュアの次の体制は、士師というリーダーが選ばれ、その役割を果たしました。士師の立ち位置は、部族を束ねる役目ですが、「王」ではなく、強制力はないというものでした。士師自身も「創造主である神によってある期間、ある任務のために選ばれた代理人」と考えていたようです。「イスラエルの王は、【主(ヤハウエ)】のみである」と言うのが、イスラエルの民、共通の理解でした。聖書には、12人の士師の名があげられていますが、そのうち6人について詳しく記されています。最初の士師は、オテニエルでメソポタミア人の圧政からイスラエルの民を解放しました。士師の中に唯一の女性デボラがいます。日常から周囲の人は、彼女に頼っていたようで、ラマとベテルの間にあるナツメヤシの樹の下が、デボラの活動拠点でした。

預言者サムエルの時代に、イスラエル統一王国、初代のサウル王(40年間統治)が誕生します。その次にダビデ王(40年間統治)、さらに栄華を極めたというソロモン王(40年間統治)と続きますが、それからは、北イスラエル王国10部族と南ユダ王国(ユダ族+ベニアミン族+レビ族)に分離します。北イスラエル王国は、19人の邪悪な王に統治され、紀元前721年にアッシリヤに捕囚され国自体が消滅し離散状態になります。一方、南ユダ王国は、8人の善王と12人の悪王で統治されますが、紀元前606年にバビロンに捕囚され70年後に帰還しましたが、ペルシャやギリシャの支配下に置かれ、やがてローマの属国になるのです。

それが、メシアであるイエス・キリストの降誕(初臨)の後、紀元後70年に滅亡されるまで続きます。

北王国の足跡をたどるように、南ユダ王国も離散の民になりました。

世界各地に、ユダヤ人がいるのも、その歴史があるからです。

しかし、誰もが予想していなかったイスラエルの再建国が、実に、ローマに滅ぼされてから1878年の歳月を経て、1948年に起きたのです。

それは、聖書に記されている創造主である神の約束が、まだ続いていることの表れでもあります。

人間的な視点では、多くの困難があり、トラブルの火種を常に抱えている繊細なエリアですが、それは、極めて重要な場所だからということに他なりません。

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Posted by dblacks