日本人は失敗を恐れすぎる 本田宗一郎

『日本人は、失敗ということを恐れすぎるようである。どだい、失敗を恐れて何もしないなんて人間は、最低なのである。 本田宗一郎』 「本田宗一郎からの手紙」(文藝春秋)

本田宗一郎さんは、「HONDA」の創業者で、レースに参戦することによって、技術力を高めるだけでなく、総合的に成り立つ形を目指して、失敗を恐れずにチャレンジし続けました。

スーパーカブは、世界的に有名です。燃費も良く、耐久性もあるという名車中の名車と評する人もいます。また、「HONDA」は、最高峰カーレースF1から、大衆車まで、幅広く対応できる技術力は、彼の創業精神が結実したモノなのでしょうね。

冒頭のフレーズは、その過程で、常にチャレンジし続けた彼ならではの含蓄があるモノだと感じます。

人には「失敗」をしたら、そこで「THE END!(お・わ・り)」という発想が根強くあります。

人間と言うよりも、野生動物の防衛本能からなのでしょうか?

とにかく、どのような些細な失敗も怖いという発想です。

人間が招く失敗の最たるモノは「いのち」に関わることなのかも知れません。

でも、そこに至らなくても、失敗を嫌う意識は、私にもありますね。

その方向性は、人生を楽しむ自由を奪う要素でもあります。

前向きな経営者ならば、あらゆる実験に肯定的です。その結果が芳しくなくても、次のチャンスも与えてくれるケースが多いことでしょうね。

しかし、それに取り組む姿勢や、準備に関わること、成果の分析を怠ると、鋭く指摘されるはずです。

そもそも、失敗は、自分が予想していなかった所に連れて行かれるような結果なのですね。

着地点としては、居心地が良くないようなイメージがあります。

でも、好奇心が上回れば、楽しめる領域として獲得して行けそうに感じます。

準備と覚悟と結果を受けとめるフトコロの深さ、そして、得られた結果を味わう味覚などを自己開発して行けたなら、失敗を恐れて縮こまる生活から、チャレンジをワクワク楽しめる生活へとマインド転換できそうですね。

何もしない人生はモッタイナイです。

本田 宗一郎(ほんだ そういちろう、(1906年(明治39年)11月17日 – 1991年(平成3年)8月5日)は、日本の実業家、技術者。輸送用機器メーカー本田技研工業(通称:ホンダ)の創業者。位階は正三位。
1946年(昭和21年) – 10月、浜松市に本田技術研究所 (旧) 設立。39歳の宗一郎は所長に就任。
1948年(昭和23年) – 二男・勝久誕生。本田技研工業株式会社を浜松に設立。同社代表取締役就任。資本金100万、従業員20人でスタート。原動機付き自転車を考案して二輪車の研究を始める。
1949年(昭和24年) – のちにホンダの副社長となる藤沢武夫と出会い、共にホンダを世界的な大企業に育て上げる。ホンダの社史については本田技研工業#沿革の項目を参照

未分類

Posted by dblacks