商売か？ 詐欺か？ 箴言21:6
『6 偽りの舌をもって財宝を得る者は、吹き払われるもやのよう。死を追い求める者だ。 箴言21:6新改訳2017』
「偽りの舌」には、警戒が必要です。
詐欺が横行する世の中です。そうでなくても、他人のことをかまっていられない、自分だけでも持て余し気味の時代です。経時的なゆとりも心のゆとりもない状況です。
その様な中で、コツコツと商いをして、人々を助けて、困窮事態に対して寄付をするという人には、頭の下がる想いを持っています。
一方、偽善の行為で、助けるふりをしながら、結果的にすべてを召し上げるという極悪人がいることも、多くの人が知ることになっています。
あるケースでは、人間の生命を大切にしないどころか、その犠牲で懐を肥やすという所業を目の当たりにしています。
フェイクニュースなど朝飯前、あらゆる方面を騙し、あるいは脅して、自分たちの利益を絡め取っていくのです。
軍事産業は、攻撃兵器と迎撃兵器を開発して、対立構造を煽って、それぞれの対象国に、売りつけるのです。
そのセールストークは「矛盾」そのモノです。
楚の国の人で盾と矛を売る者がいた。この人はこれを誉めて「私の盾は頑丈で、貫くことのできるものはない」と言った。また、矛を誉めて「私の矛は鋭くて、どんなものでも突き通すことができる」と言った。ある人が「あなたの矛でその盾を突き通したらどうなるのですか」といった。商人は答えることができなかった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%9B%E7%9B%BE
今や、各国が保有している「核兵器」を使用すると、北半球の90%が死滅すると聞いたことがあります。
どのような軍備であっても、使わないに超したことはありません。それらは、誰かのいのちを奪う可能性があります。それは、「死」への方向性です。
軍備を拡張するよりも、外交をして、国民の自立を促し、成熟した人、成熟した人間関係から成熟した社会形成をしていく方が現実的だと、私は考えています。
その為には、人間を育む環境作りが大切ですよね。それは、「死」の逆方向、「生」への方向性です。
「偽りの舌」と言うと、自分自身の言動も気を付ける必要があります。
その時その時に応じた、適確な表現を心がけたいと私は考えています。