親子関係の要素

子にとって親は生命線です。

生物学的な親と養育者としての親、または、思考・思想的なモデルとしての親という役割がありますね。

生物学的な親は、血縁を表します。「血は争えない」とも言いますね。

養育者としての親は、「おぎゃー」とこの世に生まれ出たいのちを成人へと育んでいく役割ですね。

成長する過程で受ける刺激に対して、どのような思考・思想を確立していくかのモデルとしての役割もありますね。

言わば、血縁は先天的なものでDNAとして受け継いだ要素です。

養育者として、あるいは、思考・思想のモデルとしての役割は、後天的な要素ですね。

後天的な要素は、生活習慣にも密接に関係してきます。

それは、飲酒・喫煙・ギャンブル・DVなども含み、生活習慣病や依存症にも影響するというのですね。

また、対人恐怖なども、後天的要素としてコピーしますから、その後の生涯に深刻な影響を与えることもあります。

自分の今の不安感がどの辺りから影響を受けているかの想像がつけば、対策が立てられるかも知れません。

生物学的な親と養育者が違うという方もいますが、例え、同一の親だとしても、この要素を分けて考えてみると、今まで、気づかなかったことにたどり着ける可能性が出てきますよ。